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車を手放さずに債務整理を行う方法

任意整理

2024.03.07

自動車のローンを債務整理したら車を手放すしかないのでしょうか。
毎日の通勤にも使っているので、なんとか車を手元に残す方法はないかと困っていませんか?

結論からお伝えすると、車を手放さずに債務整理を行う方法はあります。

この記事では、どのようなケースであれば車を手元に残せるのかご説明しますので、自動車のローン返済でお困りの方はぜひ最後までご覧ください。

1.所有権留保がついていなければ、車を手元に残せます。

自動車のローンを債務整理の対象にしても、ローン会社の所有権留保がついていなければ、車を手元
に残せます。

所有権留保とは、ローン会社が、自動車ローンの返済が滞った場合に備えて車の所有権を留保することです。

所有権留保がされている状態だと、車の所有者はローン会社ですので、ローンの返済が滞った場合、ローン会社に車を引き上げられてしまいます。

ご自身の自動車が所有権留保の状態であるかは、車検証の記載で確認できます。

車検証には「所有者の氏名と住所」「使用者の氏名と住所」という記載があります。
この所有者と使用者があなたの名義になっていれば、所有権留保はありません。

所有者の名義が、信販会社や販売店になっている場合は、所有権留保されています。

所有権留保がされている状況で自動車のローンを債務整理の対象にすると車を残すことはできませんので、別の手段を検討する必要があります。

2.自動車ローン以外について任意整理する

自動車にローン会社の所有権留保がされている場合に債務整理の対象にすると、車が引き上げられてしまうことは、お伝えしたとおりです。

では、このような状況ではどのような手段があるでしょうか?

解決方法の1つとして、任意整理があります。

任意整理とは、司法書士などの法律の専門家が直接業者と交渉を行い、支払いの金額や期間を調整する手続きです。

他の債務整理手続きである、自己破産や個人再生の手続きとの大きな違いは、復数の会社から借り入れがある場合に、債務整理の対象とする借り入れ先を選択できることです。

生活上、車の利用が不可欠な場合には、車のローン以外の債務について、利息のカットなどの交渉を行い、借金返済の負担を軽減することで、車のローンを継続して支払うことが可能になれば、車を残すことができます。

ただし、車のローンを任意整理の対象から外すかどうか、返済を継続したほうが良いのかは、借入の総額や毎月返済できる額などそれぞれの事情によって異なります。

自動車のローン返済にお困りの場合、司法書士や弁護士などの専門家にご相談いただければ、借入の状況全体をみて最適なアドバイスが得られるでしょう。

まとめ

所有権留保がない自動車のローンの場合、債務整理をしても車を手元に残すことができます。また、所有権留保がある場合でも、自動車ローン以外の借り入れを対象に任意整理することで、車のローン返済を継続できれば、車を残すことが可能です。

しかし、車のローンを任意整理の対象外にするかどうかは、個々の返済能力や借入総額によって決まりますので、専門家に相談することが重要です。

自動車のローン返済にお困りの場合、司法書士や弁護士などの専門家にご相談ください。

借金トラブルサポートルームを運営する司法書士法人エベレストでは無料相談を受け付けております。自動車のローン返済でお困りの方はお気軽にLINEでご相談ください。

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