時効の起算点とは、どの時点から時効の期間をスタートさせるか、その基準のことです。
消費者金融や銀行からの借入やクレジットカードで買い物した場合、最後に返済をした日の翌日から5年経過することが条件です。
ただし、わかりやすく最後に返済をした日の翌日から5年経過とお伝えしていますが、正確には、期限の利益を喪失した日の翌日から5年経過していることが条件となります。
(期限の利益とは、約束の日まで返さなくて良いという借主側の利益です。)
厳密には最後に返済した日と、期限の利益を喪失した日はずれている可能性がありますが、大まかな理解としては、「最後に返済をした日の翌日から5年経過」とご理解ください。
なお、個人間の貸し借りも時効期間は5年ですが、民法改正前の2020年3月31日以前に借りたものは10年となります。
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